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消火器の進化と未来!消火器の正しい使い方と最新トレンド

  • 執筆者の写真: 設備 中嶋
    設備 中嶋
  • 3月3日
  • 読了時間: 4分


消火器は、火災の初期段階で消火活動を行うための重要な防災機器です。2025年現在、消火器の技術や規制は大きく進化し、より安全で効果的な製品が市場に登場しています。


目次

  1. 消火器の基本構造と種類

  2. 2025年の最新消火器情報

  3. 消火器の選び方と設置基準

  4. 消火器の適切な使用方法

  5. 消火器の点検とメンテナンス

  6. まとめ



 

1. 消火器の基本構造と種類

消火器は、火災の種類や用途に応じてさまざまなタイプが存在します。主な消火器の種類とその特徴を以下にまとめました。


粉末消火器

粉末消火器は、リン酸塩などの粉末を噴射して火災を消火します。A(普通)、B(油)、C(電気)火災に対応しており、一般的な家庭やオフィスで広く使用されています。


強化液(中性)消火器

強化液消火器は、水に界面活性剤を加えた液体を使用し、A(普通)火災に効果的です。一部の製品はB(油)火災にも対応しています。


二酸化炭素消火器

二酸化炭素消火器は、CO₂ガスを噴射して酸素を遮断し、B(油)およびC(電気)火災に対応します。使用後に残留物が残らないため、精密機器のある場所での使用に適しています。


機械泡消火器

機械泡消火器は、泡を噴射して油火災を覆い、酸素を遮断して消火します。主にB(油)火災に使用されますが、A(普通)火災にも効果があります。


 

2. 2025年の最新消火器情報

2025年には、消火器業界でいくつかの重要な動きがありました。特に注目すべきトピックを以下に紹介します。


PFAS含有消火器・消火薬剤の生産終了

モリタ宮田工業株式会社は、2025年1月27日にPFAS(パーフルオロアルキル化合物)を含有する消火器および消火薬剤の生産終了を発表しました。PFASは環境や健康への影響が懸念されており、これに対応した措置となるそうです。


アルミ製蓄圧式粉末ABC消火器「アルテシモ6型2.0kgタイプ」のモデルチェンジ

同じくモリタ宮田工業株式会社は、軽量で扱いやすいアルミ製蓄圧式粉末ABC消火器「アルテシモ6型2.0kgタイプ」のモデルチェンジを行いました。新モデルでは、操作性や安全性がさらに向上しているとの事です。


次世代消火器具「ファイヤーショーカスティック」の登場

株式会社TCLは、次世代の消火器具「ファイヤーショーカスティック」を発表しました。この製品は無害な不活性ガスを使用し、重さはわずか365gと非常に軽量で、誰でも簡単に初期消火が可能です。また、残留物を残さないため、二次被害を防ぐことができるとのことです。


 

3. 消火器の選び方と設置基準

消火器を選ぶ際には、設置場所や用途に応じて適切なタイプを選ぶことが重要です。


業務用消火器と住宅用消火器の違い

業務用消火器は、消防法で定められた防火対象物に設置するもので、消火薬剤の詰め替えが可能で、使用期限は約10年です。一方、住宅用消火器は家庭での使用を前提としており、消火薬剤の詰め替えはできず、使用期限は約5年となっています。また、業務用は6か月ごとの法定点検が必要ですが、住宅用には点検の義務はありません。


設置基準

消火器は、火災のリスクが高い場所や避難経路に設置することが推奨されます。設置場所や数量は、建物の用途や面積によって異なるため、消防法や自治体の条例を確認し、適切に配置してください。


 

4. 消火器の適切な使用方法

火災が発生した際、消火器を正しく使用することで被害を最小限に抑えることができます。

  1. 安全ピンを抜く: 消火器のレバー部分にある安全ピンを抜きます。

  2. ホース(またはノズル)を火元に向ける: 火の根元を狙うことが重要です。

  3. レバーを強く握る: 消火剤を噴射し、炎を覆うように消火します。

  4. 火が完全に消えるまで噴射を続ける: 炎が再燃しないよう、十分に噴射しましょう。

火災時には冷静に対応し、消火器で対応できないと判断した場合は速やかに避難することが重要です。


 

5. 消火器の点検とメンテナンス

消火器は定期的な点検と適切なメンテナンスが必要です。以下の点検項目を確認しましょう。

定期点検のポイント

  • 消火器の設置場所の確認: すぐに取り出せる場所にあるか

  • 圧力ゲージのチェック: 針が正常範囲(緑色のゾーン)にあるか

  • 安全ピンが適切に装着されているか

  • 消火剤の漏れや本体の損傷がないか

使用期限と交換の目安

消火器の使用期限は、

  • 住宅用消火器: 約5年

  • 業務用消火器: 約10年(定期的な点検と詰め替えが必要)

使用期限を過ぎた消火器は、メーカーや専門業者を通じて適切に廃棄・交換することが推奨されます。


 

6. まとめ

2025年現在、消火器の技術は進化し、安全性や環境配慮が求められる時代になっています。PFAS(パーフルオロアルキル化合物)が含まない消火器や軽量モデル、最新の消火技術が登場し、より効果的な火災対策が可能になっています。

消火器を選ぶ際は、用途や設置基準を確認し、適切な点検とメンテナンスを行うことが重要です。また、いざという時に正しく使用できるよう、日頃から操作方法などを確認しておきたいものですね。

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