2023.12.26火災リスクを軽減する秘訣 消火器の重要性と利用上の注意点
火災は予測不可能で、その発生はどんな場所でも起こり得ます。火事は瞬く間に拡大し、巻き込まれると深刻な被害をもたらす可能性があります。そのため、火災発生時に早期かつ適切に対処することは至上の重要性です。消火器はこのような緊急事態において有力なツールとなります。
火災には「A火災」「B火災」「C火災」と、実は種類がある?
A火災(普通火災)
普通可燃物(木材、紙、布、繊維、ゴム製品など)による火災になります。通常の木材や家具からの出火が該当します。
強化液、水、泡などの水系の消火薬剤、粉末系の消化薬剤を使用している消火器が使用可能で、酸素供給を遮断して燃焼を停止させます。
ガス系の消化薬剤を使用している消火器は使用できません。
消火器の適応マークは、白色になります。
B火災(油火災)
天ぷら油などの食用油や、ガソリン、灯油などの燃料、アルコール類などによる火災です。
B火災(油火災)では、普通の水消火器は使えません。
水系消火器の中でも強化液や泡系の消化薬剤、ガス系の消化薬剤、粉末系の消化薬剤の入った消火器は使え、粉末、泡、二酸化炭素(CO2)などが有効です。これらの消火剤は酸素供給を遮断し、液体の火災を消火します。
消火器の適応マークは、黄色になります。
この火災では、消火の4要素
・除去消火法
・冷却消火法
・窒息消火法
・負触媒消火法(抑制消火法)
のうち、「窒息消火法」や「負触媒消火法(抑制消火法)」を用いて消火します。
C火災(電気火災)
電気設備(電線、モーター、コンセント、照明機器、電化製品等)による火災です。
C火災(電気火災)では、霧状の強化液、霧状の水、ガス系、粉末系の消化薬剤が入った消火器が使え、二酸化炭素(CO2)や粉末などが適しています。これらの消火剤は酸素供給を遮断し、ガスによる火災を鎮圧します。特に電気設備周りで使用されることがあります。
また、棒状の強化液や棒状の水、泡系の消火薬剤が入った消火器は感電の可能性がある為、使用できません。
消火器の適応マークは、青色になります。
消火器の設置は弊社にお任せください
消火器は火災発生時の消火に必要な設備で、建物のタイプによっては設置しなくてはならない規則があります。
弊社は水道設備業者として数多くの施工実績があり、消火器の他屋内外消火栓設備の実績もある水道設備業者です。
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